企業インタビュー
アイデアの数は人一倍、時代の波にのって新しい味をつくりだす!
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経歴とこの仕事を始めようと思ったきっかけを教えてください。
高校を卒業後にこの商売に入りました。中学のころから将来お店を出したいなと考えていました。高校を卒業して、鳥鈴に入社して10年間修業をしました。10年後に開業ということで、現在の場所に「鳥鈴岡崎岩津店」という名前でお店を出しました。
当時は名前が味波ではなかったのですね。どうして名前を変えようと思ったのですか?
鳥鈴というお店は、何でも安く売るというのが基本でした。名古屋の街中ではたくさん人がいるのでそれでも大丈夫なのですが、この辺りだと当時は田んぼの中にぽつんとあったので、名古屋と同じことをずっとしているのは大変だなと思いました。やはり適正な価格に合わせて売ったほうがいいということで、値段だけ変えるというのもおかしいので、名前を変えることにしたのです。
「味波」というお店の名前の由来を教えてください。
魚料理をやっているので「波」という文字を使って、文字を見ただけでも何屋さんかわかるようにつけました。
どうして魚料理をメインにしようと思ったのですか?
修業をしていた名古屋のお店では、活魚料理という、水槽があってその場で食べる、お刺身にしたのに魚がピクピク動いているというのをやっていました。この辺りではないだろうと、またお百姓さんが多いのでこういったものを食べられるお店をやるのは珍しくていいのではないかなと思い、ここにお店を出すときに水槽を構えて魚をメインにしました。
お店を経営するにあたって大切にしていることはありますか?
まずはお客様の笑顔。ものを提供してもお客様の顔にすぐに現れるので、お客様の笑顔は大事にしたいなということです。いろいろな言葉を使っても、本人がいいなと思っていなければそれなりに顔に出てくると感じるので笑顔は大切にしたいです。
印象的だったこと、嬉しかったことを教えてください。
特別にこれというものは思いつきませんが、やはりお客様が帰って行かれる時に「おいしかったよ」と言っていただけることが最高にありがたいことですね。
岡崎のまぜめんプロジェクトに参加なさっているということですが、なぜ参加しようと思ったのか教えてください。
本当は気軽に来て食べていただけるメニューなどもあるのですが、宴会や仕出しが主流のお店で、突然ぱっときて食べられるお店ではないという印象が根付いてしまったのです。そのような印象が根付いてしまったので、気軽に来て食べていただけるような商品というものにこれはいいかなということで参加しました。
岡崎コレクションに参加なさって、新しいお客様は来るようになりましたか?
まぜめんというものに興味を持ってくださった方が足を運んでくださるということもありますね。逆に今まで見えていた方でもまぜめんというものが気になるということで、次に来たときにはこれを食べようと、1回くらい余分に足を運んでいただくようなチャンスをいただいているのかなと思っています。
まぜめんのメニュー数の目標はありますか。
100種類までいこうという目標はあります。
まぜめん以外におすすめのメニューはありますか。
うなぎの釜めしです。うなぎを専門に扱っているお店でもあまり作られていないと思います。
ひつまぶしやうな丼などとの違いは何でしょうか。
うな丼等は味があっさりとしていますが、釜めしはタレを入れてご飯を炊きこむため、コクがあり米の芯まで味が染み込んでいます。
まぜめんなど趣向をこらしたメニューが多くありますが、新商品などはありますか。
オカザえもんの巻き寿司です。切るごとにオカザえもんの顔が出来るように工夫をしました。意表をつくような商品を作っていくことで興味を持って頂き、味波を知ってもらうことが出来ればと思っています。
最後に、学生へのアドバイスをお願いします。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、色んな物事を見て、それぞれの大変な所や良い所を体験して欲しいと思います。経験によって物事の見方が変わるので、そういうことを学んでから自分のしたいことを決めると良いと思います。
インタビュアー:経営実務科2年 服部、房本
撮影:服部、房本
原稿担当者:服部、房本
企業情報
企業名 |
味波 |
代表者名 |
小島敏彦 |
所在地 |
〒444-2146 岡崎市東蔵前1-6-2 |
TEL |
0564-45-5611 |
FAX |
0564-45-7788 |
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