企業インタビュー
『人々の生活に水を届ける縁の下の力持ち(^v^)』
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会社の歴史
創業はいつからですか
創業は、1989年に先代が一人で道具だけ揃えて始めました。1999年に会社にしました。十年は先代が一人でやっていました。バイトをたまに地元の友人にお願いして手伝ってもらっていました。起業して今は16年です。
私は10年前から一緒に仕事をしています。
先代はどんな方ですか
先代というより、まだ現役の社長です。身内に対しては喜怒哀楽が激しい人で、子供っぽいですね。どう扱っていいのかがよくわからない人だと思います。身内以外には、八方美人なところがあります。しかしその中にも芯が一本通っています。
会社名の由来を教えてください
創業した時の会社名が織田設備です。会社にする時に、近所に織田さんが多いのとすぐ近くに織田を使った似た社名があるため役所に織田を使うなと言われ、当時会社の住所が岡崎市福岡町高須といったため地域に愛されるようにとタカス水道設備という名前になりました。
創業のきっかけを教えてください
創業時、先代は34歳です。違う水道屋さんで働いていた先代は、1人で何でもできる人でした。1人ですべての作業を行うのは大変だが1人でやれるというやりがいと溢れる野心がおさえきれないという理由で創業しました。
いままで一番大変だったことを教えてください
夏の現場が大変です。歩くだけでクラクラするときに穴を掘らなければいけません。
今は空調服で昔よりは楽です。空調服は一着3万もするので1人一着しかありません。一週間洗濯ができないため着続けるので臭いのがつらいです。
今までで一番嬉しかったことを教えてください
修理に行ったときにお客さんに「ありがとう」と言ってもらえたことです。新築とかだとお客さんに直接会うことが少ないため、顔を合わせて労わってもらえることがうれしいです。
転機になるような出来事はありましたか
自分がこの仕事を始めたことです。長男だが会社を継ぐつもりが全くありませんでした。学生の時、東南アジア方面への一人旅をしたとき、どの国も一番困ったのは水道でした。とある国では蛇口をひねるだけで、臭いのある水道水がでるところもよくありました。海外の水道水は飲めないが、日本の水道水は世界的にも衛生的だと気づき当たり前のように使用できることに感動しました。その旅の中で水道に関われることに仕事に就く決心をして、水道屋になりたいと思いました。
担当者の経歴
学歴職歴を教えてください
小学校中学校と出て、高校は、岡崎東高校出て、大学は豊田の学泉大学に行きました。そのあと、違う会社で修業しました。フジ興業という会社で三年間、仕事を教えてもらって会社に戻りました。
学生時代にどのようなアルバイトをしていましたか
プールの監視員やビデオレンタル屋やスポーツショップの店員をしていました。プールは夏だけですが一番続いたのはビデオレンタル屋です。ビデオレンタル屋には二年くらいつとめていました。人間関係とかもよかったので続いたのかなと思いました。
プールの監視員も面白かったです。ずっと暇で溺れる人もワンシーズンで2回ほどでしたので。
今までに熱中したことや趣味はありますか
スポーツです。学生の時からずっと野球が好きで小学校低学年の頃からずっと野球をやって高校では陸上部でキャプテンをさせてもらい、種目は長距離をやっていました。学生のときはとにかく部活に取り組んで勉強は真ん中ぐらいでした。スポーツとか体を動かすことがすごく好きで部活ばかりやっていました。体力にも自信があるのでこの仕事をやっています。
最近の趣味は、庭いじりが趣味です。まず木を抜いて、最初から庭がある家でちょっと今庭が汚く、タイルや石をはっています。休みの合間に子供がいないときに1,2時間見計らってちょっとずつですが家の庭いじりにはまっています。ストレス発散にもなるし結構面白いです。
尊敬する方は、親父です。私生活で尊敬するところはないですが、仕事の面ではすごい人だと思いました。
幸せと感じる瞬間は、家に帰った時です。家に帰ってどれだけ疲れていても子供が「おかえり。」といってくるんですよ。昔は晩酌する時間が幸せだったんです。今ではその晩酌する時間を子供が邪魔してきてそんな時が幸せです。本当はうっとうしいんですが子供がやっぱりかわいいのでそんなところが幸せです。
野球だとどのポジションを守っていましたか
キャッチャーです。キャッチャーが何故面白いかというと、野手で一人だけ反対を向いています。野手すべてが見渡せて、ピッチャーの配球はもちろんですけど、野手への指示もしなければなりません。勉強であまり使ってない頭を野球の時は、頑張って使っています。あと、肩に少し自信があるので、このポジションが面白いです。
会社の事業内容
お取引先は主にどんなところですか
新築の一戸建て、二階建てのアパート、ハウスメーカーさんですね。
お客様はなぜ御社へ仕事を依頼すると思いますか
そもそもお客さんとうちの会社が直接やり取りするのは一割くらいだと思うんです。残りの9割っていうのは家を建てる建築会社さん、ハウスメーカーさんが僕らに仕事をくれるんですよ。
やっぱり仕事をもらうためにはどうすればいいかっていうと、お客さんだったら知り合いとかそういう風でくれるかもしれないですけど、ハウスメーカーとか建築会社さんはどうやってくれるかっていうとやっぱり信用の積み重ねがないと使ってくれないですよね。
だから安心して信用して普通に何の問題なく現場をこなして行くことで仕事をうちに回してくれるんじゃないかなって思います。不備や問題が二、三回続いちゃうとやっぱりこの会社は使いたくないって思っちゃうと思うんですね。そういうことがないように問題のない作業すれば仕事が回ってくると思います。
あなたの会社で他社と違うところを教えてください
従業員同士が仲がいいところですかね。よく飲みにも行きますし。誰ともわだかまりがないところです。
小学生に今の仕事を言葉で伝えるとするとどんな感じですか
トイレをつけたり、お風呂をつけたり、洗面所をつけたり、水が出てながれる仕事をしているんだよ。「なんで水が出るの?」それは水道屋さんがいるからだよ。
今までお客様からご意見いただいたことがありましたら教えてください
建設にかかわってない人だとそうだと思うんですけど、そもそもこの水道がどこを通ってどこから出てるの?と質問はよくされますね。
今までお客様からご意見を頂けことなどがあれば教えてください
そもそも水道がどこから入ってどこから出ていくのか、建設業にかかわっている人しか知らないところもあります。トイレとか風呂とか水道をつなげれば流れることは知っているけど、どこに流れていくかがわからないからさきほど小学生に説明するとの時と同じようにわかりやすく説明します。
従業員が産休に入っても復帰してほしいですか
戻ってきてほしいですよ。もちろん戻ってきてほしいです。ちょっとでもできることがあれば、家でやってくれてもいいし、パソコンさえあればできますから。うちはそんなに大きい会社じゃないし、そういうことも実はあまり考えたことはないですけど、従業員さんにはやっぱり世話になってるし、そういうことはやっぱり大事にしていきたいなと。
従業員さんへの投資が一番大事だと思います。なんか新しい機械買うとか、そういうもの買うより、従業員さんの給料を上げるとか、ボーナス上げるとか、旅行に連れて行くとか、飲み会をやってあげるとか、そういうことをやると、相乗効果じゃないけどさ、従業員もやる気になるだろうし、この会社のためにやっていこうと思うんじゃないかなあと思って。そういう投資っていうのは、従業員さんに対して一番、大事にやっています。
今後の夢
5年後または10年後、あなたはどんな環境にあると思いますか
10年後になると今の社長が引退しているので今の現状維持以上のことやらないといけないと思っています。10年後には利益も上げなきゃいけないから従業員とも今以上に仲良くなっていてくれるといいですね。
誰にでもあえるとしたら、誰に会ってみたいですか
会えるとしたら爺さんにあってみたいですね。自分の祖父ですなんけど、7年前ぐらいに亡くなったのかな。すごく頑固で話がしづらい人だったけど、手先がすごく器用で、昔私は好きだった。庭弄りとか全部自分でやっていた。爺さんはこの仕事についてかかわっていなかったですけどね。
夢があれば教えてください
子供3人のうち、長男をプロ野球選手、長女を歌手、次女をソフトボール選手にしたいという目標があります。もちろん会社を継いでほしい気持ちもありますけど、人があまりやらない職業に就くことがいいと思います。それがダメなら会社を継げばいいです。子供がそれを夢と思っているかはわからないけど、子供がやりたいことをやらせることが夢です。
学生から見たタカス水道設備の魅力
1.「職場の雰囲気」
皆でお酒を飲みに行くということもあり、明るい雰囲気がしました。
2.「働きがい」
水道屋さんがいないと生活に欠かせない水は蛇口から出てこないということを聞き、生活に携わる仕事なので働きがいがあると思いました。
3.「将来性」
水道屋さんは生活を支えるインフラとして欠かせない仕事ですが、現状維持以上のことをさらに今後やっていきたいとおしゃっていたというところに、将来性を感じました。
インタビュアー : 中村 、 水口 、 石田
撮影 : 加藤 、 畔柳
企業情報
企業名 |
(有)タカス水道設備 |
代表者名 |
織田 昭弘 |
所在地 |
〒444-0825 岡崎市福岡町字毘沙門75-10 |
TEL |
0564-52-5786 |
FAX |
0564-71-2949 |
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