企業インタビュー
思い留めておきたい、変わらないものがある。
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「職場の雰囲気」
石で作った様々な作品を見て、石だけで作れるものがたくさんあるのだと惹きつけられました。
「働きがい」
お墓を作る際に、お客様とお墓の形や大きさを決めてお墓を丁寧に作り上げていきお客様が満足する作品を作り上げていく点が働き甲斐のある職場だなと感じました。
「将来性」
お墓の必要性について、先祖がいないというのは、自分たちもいないということ。今いる状況の中でも、周りの物や人がいないと自分は成り立たない。常に先祖を大事にする。というお話を聞いて、お墓はずっとなくてはならないものだと思いました。
このような石屋さんがあるおかげで私たちは先祖を大事にすることができるのだなと思ったので、必要不可欠な職場だなと感じました。
お父さんがやっていたものを継がれたと前にお話しされていましたが、創業は何年ですか?
創業は昭和46年です。
とても長いですね。それを継ごうと思ったきっかけは何ですか?
父親が死んでしまったので。父の他界ですね。それがきっかけです。
お父さんが石屋さんをやろうと思ったきっかけは聞いていますか?
多分性に合ったんだと思います。もともとうちの父親は自衛隊にいました。自衛隊上がりの人の多くは運転手をやるんです。
免許をたくさん取得できるので。今の時代は免許を取るのが簡単だけど、うちの父親が生まれた当時は免許を取るにもそんなお金ないから、なかなか取れませんでした。だから自衛隊に入って、仕事の一環として免許を取らしてもらい、キャリアアップをしていきました。
タクシーの運転手もやっていました。だけど何のきっかけかは知らないですが、そこから石屋さんに入ったと聞いています。
覚えている中では、自分でこそこそ物を作るのが好きな人でした。
だから自分で作るということが性に合ったのではないかと思います。これなら俺でもできると思ったのだと思います。
今お仕事をされている中でお父さんと同じように楽しいなと思う時はありますか?
僕は多々あります。仕事は好きですので。
石屋さん同士の集まりや組合はありますか?
あります。
そのようなところで勉強会などを行うのですか?
お勉強会というよりは情報共有ですね。お酒の席で日頃あったこととか、他愛もないことから情報交換をしています。こんなことを最近しだしたよとか、こんなのが最近の流行だよとかを話します。
勉強会という程のものではないですが、井戸端会議みたいな感じですね。
今まで依頼がきた中で一番大変だったものはありますか?
できないものをやってほしいと言われた時です。
どんなものを頼まれたのですか?
大名の笠ですね。大名の人がかぶっている笠があるのですが、それは機械が使えないので手で地道に削っていきます。それを一番技術が無いときに依頼を
もらったので、それが最初の壁でしたね。
重たいものはよっぽど何とかなるので、機械が入らないものを依頼されたときが大変です。
大名の笠はどうやって完成させたのですか?
ただ根気です。つるつるにするために、ひたすら一時間くらいずっと一つの番手で磨き続けました。
どのようなお客さんが多いですか?
業者さんが多いです。最近では外で建ててあったものを一度バラバラにして持ってきてもらい、こちらで磨いてきれいにしてまた建て直すという仕事が増えています。
業者の方のお客さんはどんな人が多いですか?
同じ石材店が多いですね。
お墓以外に、灯篭なども磨くのですか?
頼まれたらやりますが、磨かないものにも味があると思います。道具は違うがあえて傷をつける方法を使い、荒く打つ方法で作ります。
磨くとお墓っぽくなってしまうので、灯篭は時間が経ち、変わっていく移り変わりを楽しむものだと思います。
石材店を営む上で大切にしていることは何ですか?
頼まれたものは納期までに行うことです。
遠方からのお客さんはいますか?
今の所、遠方のお客さんはいないですね、県内のみです。
届いたものを作ってこちらから届けるのですか?取りに来てもらうのですか?
遠くの人はトラックで取りに来てくれます。
墓石以外にも挑戦してみたいことはありますか?
模索中です、この技術で違うものに対応できるならぜひやってみたいです。
作業するために持ち上げる機械は自立しているのですか?
作業場と一体になっています。天井クレーンは無いと困ります。
なぜお墓が必要なのかって考えたことありますか?ずっと家族と繋がっているためでしょうか?
それもありますね。結局先祖がいないってことは自分たちもいないってことですから。
それもだし今いる状況、物とか人とかがないと自分は成り立たない、常に先祖を大事にする。
そうすると、自分も幸せになっていくよってことです。お参りに行きましょうね。
業者さん相手にお仕事をされているとお聞きしたのですが、業者さんに磨いた石を渡して、業者さんが石を販売しているということですか?
そうですね、卸業者さんは小売店に、小売店さんならお客さんに販売しています。
石工団地などでしょうか?
そうですね、その他、県内の小売りの石屋さんからも頼まれます。
学生
企業情報
企業名 |
高尾石材店株式会社 |
代表者名 |
高尾朝香 |
所在地 |
〒444-0943 愛知県岡崎市矢作町字羽城10−6 |
TEL |
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FAX |
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