企業インタビュー
法廷で闘うヒーロー
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創業の時期について教えてください。
今年(平成27年)の1月からです。
事務所名の由来を教えてください
これは自分の名字からとっています
鶴田さんは弁護士になって何年目ですか
4年目です。
どんなきっかけで創業されることになりましたか
3年間勤務弁護士をしていたのですが、勤務弁護士をしていく中で、自分の力で自分の事務所を運営してみたいなと思ったからです。
創業から今までで、1番大変だったことはどんなことですか
弁護士が1人でやっていますので、裁判の準備とか書面の準備とかで日々時間に追われていることです。
今までで1番嬉しかったことはどんなことですか
依頼者に満足してもらえるような事件の解決が出来たときです。
弁護士になったのはなぜですか?
弁護士は社会正義のために仕事をしていると自信を持って言える仕事かなと思いましたので、そこに魅力を感じました。
いつ頃から弁護士になりたいと本格的に思われたのですか?
大学の3年生くらいかな。
鶴田さんは学生時代、どんな学生でしたか?
すごく大人しい学生でした。
学歴を教えていただける範囲で教えてください。
高校は岡崎北高、大学は同志社大学。その後、愛知大学法科大学院を出ました。昔の職場は、きぬうら法律事務所という法律事務所です。そこで3年間勤務していました。
独立した理由はなぜですか?
やはり弁護士というのは、自分が資格を持っているので、自分で責任を持って事件を処理していきます。そうしていると、自分の理想というか思い描いた事務所を作ってみたいなという希望が出てきて、そういうものを実現したい、自分の理想に近づくような事務所を実現したいなと思ったからですね。
独立するにあたって大変だったことはありますか。
今まで何人かの弁護士でやっていたんですけど、それが自分1人でやることになったから、少し心細いというか、不安は少しだけありました。
今は1人の弁護士でやることに不安はありますか。
今は不安というよりも、1人だと人手も少ないのでやっぱり大変です。
今まで鶴田さんに大きな影響を与えた方はいられますか?
昔の人なのですが、中村天風さんっていう方ですね。今でも本があるのですが、その方の本は司法試験の受験時代からすごく読んでいました。その方の前向きな考え方には影響を受けたと思います。
事務所の事業内容などについて教えてください。お取引様は主にどんな分野の皆様でしょうか?
主な取引先は、金融機関と損害保険会社です。
小学生に今の仕事を言葉で伝えるとどんな風になりますか?
社会で困っている人のために、力を尽くして戦う仕事です。
現在の事業内容は困っているという「必要性」と欲求を満たす「欲望」とどちらに比重が大きいと思われますか?
必要性かな。やっぱり困っている人が来ますから。
お客様はなぜ鶴田様へ仕事を依頼すると思われますか?
やはり一生懸命やりますので、そこは頑張っているところは見て頂けているかなと思います。
鶴田様の事務所で他社と違うという所はありますか?
違うかどうかは分かないですけど、弁護士ですので依頼を受けた事件については徹底的な調査と、あと準備ですね。これは相当な時間をかけてやっています。
今取り扱っている依頼についてもう少し詳しく説明していただきたいです。
この前みなさんにもお話したかもしれないけど、金融機関の仕事や、交通事故の処理が多いです。一般の方の離婚や相続、あとは不動産に関するトラブルなどを多く扱っています。
一般の方の案件ですと、どんなことで揉めたりするんですか?
例えば相続ですと、誰かが亡くなった時の遺産をどう分けるかが問題となることが多いです。その場合、遺産の分け方を相続人で話し合わないといけないです。
そういう時に鶴田さんは助言などなさるのですか?
助言もしますが、相続人の方から依頼を受けて、その方の代理人として、その方の代わりに私が協議をします。お相手もお相手で弁護士を付けたりするだろうし、付けなかったりするだろうし、どちらの場合も、私が窓口になって協議をします。
法律相談としてアドバイスもするのですが、それだけではなくて、私が代理人として仕事をする。弁護士はそういうのが多いんですよね。
弁護士さんと弁護士さんで話し合って解決する?
そういう場合も多いです。もしくはこちらは弁護士が付いているけど、お相手は弁護士さんが付いていない場合もあります。
納得しなかったことってありますか?
具体的な案件でそういうのがあったかは別として、お相手のあることですから、お互いに納得せずに話し合いがまとまらないこともあるでしょうね。
一時期にどれくらい依頼をうけますか。
同じ時期に、50~60件の案件を持っていますね。
依頼内容がこんがらがらないですか。
正直こんがらがるときもありますよ。でも、ちゃんと記録をつけていて、どういう経過をたどっているのか、電話1本でもいつ誰とどういう電話をしたかも全て記録をつけています。そういうフォーマットをパソコンで作っています。そうでないと忘れてしまいますしね。
弁護士をやめようと思ったことはありますか。
やめようと思ったことはまだないですね。
今後の夢について教えてください。
複数の弁護士で、少し規模を大きくして事務所を運営したいと思います。
5年後または10年後事務所はどんな環境にあると思いますか。
それぞれ専門性を持った複数の弁護士で、事務所の規模も大きくして運営していると思います。
プライベートを含め、今後やってみたいことはありますか。
船舶免許を取ってみたいです。
その中で仕事にしてみたいと思うことはありますか。
船同士や海上の事故に関わる分野を扱ってみたいと思います。
これからやってみたい依頼とかありますか。
金融機関の仕事の専門性をもっと高めたいです。あとは海上の事故などに興味があります。
仕事をするにあたって欠かせないこと、モットーはありますか。
手は絶対抜かないことです。あとは徹夜してでも相当時間をかけて色々な文献調べたりとか、色々な所に行って事実関係を調べたりとか、徹底してやっています。
裁判所で実際裁判所に出る頻度としては案件によると思いますがどのぐらいですか。
だいたいスケジュールとして月に一回です。その事件が月に一回進行していくので、それが何件かあると同時並行してやっていきます。
他の弁護士さんと仲は良いですか。
基本的に、この西三河地域の弁護士さんとは顔見知りです。ただ、お相手にもなる可能性はあるので、馴れ合いはないです。
他の弁護士さんたちに相談したりしますか。
先輩弁護士には、自分だけでは分からないことがあったら相談することはあります。
司法試験の勉強で覚えにくかった分野とかはありますか?
法律の条文がたくさんあるのが民法なのですが、1000以上条文があって、それは覚えるのが大変でした。
学生からすると弁護士は接点がなく、頭がいいとか遠いイメージですけど、鶴田さんは模擬裁判とかにも行かれるのですか。
弁護士会で、模擬裁判のために中学校に行ったりします。裁判員裁判が始まったからみんなも選ばれることもあるかもしれないからということで、弁護士会が弁護士を派遣してやっています。
いままで依頼者からご意見を頂いたことがあれば教えてください。
解決して本当に良かったとかありがとうといってくれる人もいます。それだけではないですが、感謝して貰う事のほうが多いです。
裁判の時に、犯人が完全に悪いのに弁護するときってどういう気持ちですか?
まず、悪いかどうかっていうのは、刑事裁判の大原則があり、無罪の推定というのが働いています。それが大原則です。マスコミが「この人が犯人に間違いない」というような報道をしていても、法律上は、有罪判決が確定するまではあくまで無罪の推定が働く、悪いかどうか決まっていない立場です。
それが被疑者とか被告人という立場です。だから、その人が無罪だって言ったら、やっぱり全力を尽くして無罪のための主張をしないといけない。その人が、無罪と主張をしているからには信じてあげないといけないですね。
学生から見た「鶴田法律事務所」の魅力
○職場の雰囲気
落ち着いた茶色の椅子と机があり、依頼者が安心して相談できる雰囲気でした。
○働きがい
困っている人を助けることに、働きがいを感じている鶴田さんの姿勢が伝わってきました。
○将来性
複数の弁護士と法律事務所をすることを将来の目標に据えられているとのことで、今後ますます発展する可能性のある事務所だと感じました。
インタビュアー:望月・松田
撮影:神部・森
企業情報
企業名 |
鶴田法律事務所 |
代表者名 |
鶴田 智博 |
所在地 |
〒444-0853 愛知県岡崎市三崎町1番地5 |
TEL |
0564-64-6020 |
FAX |
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