企業インタビュー
すべてはお客様の満足のために
>>企業情報へ
創業はいつからですか?
創業は父がしました。個人で創業したのが昭和59年、有限会社の法人格を取得したのが平成4年になります。
会社名の由来を教えてください
そのまま自分の名前をとって加藤、カトウ重機ですが、そのまま漢字で書くのか、ひらがなで書くのか、カタカナで書くのか悩んだ結果、一番見てわかりやすいカタカナにしました。
創業からこの所在地で営まれていますか?
はい。岡崎の大門です。
創業または創立からどの程度経ちますか?
今年で33年になります。
あなたは何代目ですか?
2代目です。僕が専務取締役で、兄は代表取締役をやっています。
先代はどんな方ですか?
仕事ばかりしているイメージです。クレーン業は土曜日も日曜日も関係なく仕事が入る事が多く、サラリーマンと違って休みがバラバラなので、子供のころの僕としてはつまらないなと思いましたが、今思うと、仕事一筋でまじめで逆にすごいなと思います。
どんなキッカケで創業されることになりましたか?
もともと父はいろいろな仕事を転々としていました。その転々とする中でとあるクレーン業に務める事になり、当初このクレーン業自体が出始めたぐらいで、ほかの仕事と比べて儲かることと、当初は家を建てる仕事はすごいお祝い事で、仕事が終わればみんなでお酒を飲んでドンチャン騒ぎをすることや、また今まで勤めてきた仕事の中でも10時、12時、15時にしっかり休憩があることなど、そういったところも魅力的だと言っていました。
この会社で、今まで一番大変だったことはなんですか?
創業した父が胃がんで亡くなったことです。そのときに僕は24歳でしたが、やっぱり家の仕事だけあって、甘えてしまうところがあったので、亡くなってすぐは色々と覚えないといけないことがたくさんあり大変でした。その中でも一番大変だったのは、お客さんとのやり取りです。今までは父のことを信頼して好きで依頼してくれるところを、いきなり僕になったので信頼を得るまですごく苦労しました。
この会社で、今まで一番嬉しかったのはどんなことですか?
お客さんに「またお願いね」って褒められた時です。やっぱりそれが認められた瞬間だと思うのでそれが一番嬉しかったです。
この会社で、転機となるような出来事があれば教えてください
クレーン車には色々な種類があります。もちろん大型のクレーンを買えば、それだけ仕事の幅が増えるので、その部分で今より大きいクレーンを所持できるようになればそれが転機と考えています。
どんな学生でしたか?
遊ぶことしか考えていませんでした。ですが、なぜかクレーン車は昔から乗ると決めていました。今思うと、何も考えてなかったのが本音です。そこに仕事があったから安心感や保険ではないけど、クレーンの仕事があるからいいやって思っていて、得にそんなに深くは考えていませんでした。
学生時代にアルバイトなどをしていましたか
したことがないです。その理由は、父の仕事で手伝うことでアルバイト替わりになっていたからです。普通のアルバイトをするよりたくさんお金がもらえたので、ただそれだけの理由で父の仕事を手伝っていました。
学歴~職歴を教えていただける範囲で教えてください
岡崎北中学校出身で、岡崎工業高校の土木科に進学しました。高校を卒業してすぐにクレーンに乗り始めたので他の会社で働いた経験はありません。
いままでに熱中したことや趣味などはありますか?
色々なことを経験してきました。兄と年が近いので、小さい頃は一緒に遊ぶことが多く、一番熱中したのがテレビゲームでした。車の免許を取得してからは車やバイク。スポーツだとスケートボード、スノーボード。音楽が好きでアフリカンジャンベの演奏や、また野外フェスティバルなどよく行っていました。
趣味から仕事に繋がってくる、趣味を通して広がっていくことはありますか?
全てにおいて言えることですが、人との繋がりです。そこで仲良くなった人から仕事に繋がってくると思います。
自分を動物に例えると何ですか?
クマだと思っています。見ての通りおっとりしているところと体型です(笑)
尊敬している人はいますか?
父親です。理由は自分が社会人になって会社を継ぐことになった時に、会社を自分で一から立ち上げることはすごいことだなと思いました。そして会社の規模を1台からはじめて今では5台にまで取り扱う会社になったこと、そして1番に何よりたくさんのお客さんを残してくれたことが尊敬するところです。
今まで大きな影響を与えた方はいますか?
同じ青年会議所のメンバーの杉浦洋史さんです。2013年度に青年会議所の中である委員会の委員長をやらしてもらいましたが、僕は社会での経験が少なく、委員会運営の仕方、先頭に立ち人を動かすこと、また、文書能力一つを取っても上手くできない僕に色々と教えて頂き勉強をさせてもらいました。そのおかげで自分自身すごく変われた気がします。
幸せという瞬間を教えてください
一番は子供と一緒にいる時です。今1歳4カ月の子どもがいます。今までは子供が苦手でしたが、自分の子供ができたらすごく子供が好きになり幸せと感じます。他にはご飯を食べている時です。そして仕事がうまくいった時に幸せを感じます。
お取引様は、主にどんな分野の皆さまでしょうか
家を建てる仕事が多いので住宅メーカーさんのお客さんが一番多いです。
お客様はなぜ御社へ仕事を依頼すると思われますか?
信頼されているからだと思います。よくお客さんから父のことを聞くと非常に親切だったと聞きます。親切っていうのは相手の身になって、その人のために何かをすること、思いやりをもって人のために尽くす意味で、僕が思うに仕事やお客さんに対して一生懸命、精一杯努力する、こういった点があったからこそお客さんに信頼されて頼んで頂けるのではないかと思います。
あなたの会社で他社と違うといえるとことはありますか?
クレーン車の仕事は一日一日現場の場所や吊り上げるものが変わります。また、一つ操作を間違うと人の命に関わるような重大な事故に繋がるので、弊社では必ず事前に現場の下見を行い担者者の方とどういう風に仕事をするか必ず現場の調査を行います。それをやることによってミスのない正確な仕事ができていると思っています。
小学生に今の仕事を言葉で伝えるとどんなになりますか?
クレーン車は巨大なものや、非常に重たいものを吊り上げて所定のところまで持っていく機械です。
ライバルはいますか?そこは、具体的にはどんな会社ですか?
ライバルは同業者の方で同じクレーン屋さんの方ですけど、クレーン業は自分の会社が忙しくて行けない時などは同業者のクレーン屋さんに代わりに行ってもらったりすることがあるので、ライバルでもあり、良き仲間でもあります。
面白いと思える社員や凄いなと思える社員は居ますか?またどんなところを、そう思いますか?
凄いなと思うのは、父の代からずっと勤めている社員さんで、クレーン車の操縦が自分と比べて上手いことです。
今までお客様からご意見をいただいたことなどがあれば教えてください
クレーン代金の値下げの要望や、操縦をミスしてしまってなにかを壊してしまったり、危ない思いをさせてしまったときに苦情をいただいたことがあります。
現在の事業内容で、学生に意見を取り入れるとしたらどんなことがありますか?
現場仕事というと男というイメージですが、クレーンは力を使うこともなく、また操縦席は冷暖房完備で女性でも操縦できるので、就職先の一つにどうかと思います。その他にはクレーン車の外装のカラーデザインをお願いしてみたいです。
現在の事業内容は、困っているという“必要性”と欲求を満たす“欲望”とどちらの比重が大きいと思われますか?
年間を通じて波があり、毎日平均して仕事がないのでどちらとも言えないです。
5年後または10年後、あなたはどんな環境にあると思いますか
所属する青年会議所を卒業し、その中で経験を活かして自分自身何でも一通りこなせるようになっていると思います。
5年後または10年後、会社はどんな環境にあると思いますか
会社の規模を大きくしていきたいので、新しい従業員を入れてより大きいクレーン車を入れて、幅を広げていきたいと思っています。
プライベートを含め、今後やってみたいことはありますか?
体型を引き締めることです。
誰にもでも会えるとしたら、誰に会ってみたいですか?
他界した父。仕事の相談とかをしたいです。
夢があれば教えてください
会社の規模を大きくすることです。
~ 感想 ~
このインタビューを通して仕事の大変さを知りました。クレーン車を扱う仕事は毎日現場が違って土日休みもなく休みが少ないので大変だと思いました。自分で創業することは時間と労力がたくさん必要だと思いました。
インタビュアー・記事編集:現代ビジネス学科 1年生 島村
撮影:現代ビジネス学科 1年生 中塚
企業情報
企業名 |
カトウ重機有限会社 |
代表者名 |
加藤 智也 |
所在地 |
〒444-2135 愛知県岡崎市大門3丁目25-3 |
TEL |
0564-24-7623 |
FAX |
0564-23-1753 |
>>企業情報へ |