企業インタビュー
日本唯一の石材の新聞社!現場の期待に応える記事と最新情報をモットーに、石材業界の発展に貢献しています。石材のことなら、まず石材新聞を読んでみてください!
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山口社長の代で変えたことはないですか?あれば教えてください。
私としては10年前の新聞と比べたらかなり内容も変わっていると思っています。特に読者の興味を引く特集記事を大きく掲載したり、コラムの内容も増やしました。昔は情報を得る手段が少なく、新聞が頼りの時代だった。ただし、今は情報があふれていて、ネットで気軽に情報を得ることもできる。だからこそ、弊社でしかできない企画を考えたり、弊社でしかできない編集・紙面構成をしていくことが大切だと思っています。
常に、いまより上を目指してと?
私としてはそうしていかないと新聞も残っていけないと思っています。
時代に合わせて変えて行き、常に時代に乗っていくと?
はい、なんとか乗っていきたいですね。
では、新聞を読んでいけば、石材の時代の流れがわかるということですか?
はい、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思っています。
この会社で一番大変だったことを教えてください。
一番というのは、なかなかわかりませんが、仕事において大変なことがあること=当たり前だと思っています。
事件等はありましたか?
特に事件というほどのものはないですが、ミスを通して厳しいご意見をいただいたことはあります。
この会社で今まで一番嬉しかったことはどんなことですか?
「あの記事よかったね」、「いつも読んでいますよ」という反響は、いつ聞いても嬉しいですね。
社長の経歴などについて教えてください。学歴、職歴を教えられる範囲で教えてください。
岡崎西高校を卒業して中京大学に行き、その後、スーパーで働いて今の仕事をしています。
山口さんは、どんな学生でしたか?
大学2年生の時に友人7,8人でサークルを作りました。普通のサークルとは違い、「テニス」、「バレー」を専門に活動しているようなサークルに果敢に挑戦していくといった、ちょっと変わった活動をすることで、常にまわりに笑いがありましたね。このサークルは、2年生の時に30人、3年生の時に60人、4年生の時は100人のサークルになっていって、4年生の時は本当に楽しかったです。楽しい所に、人は集まるもの。あの時サークルで学んだことは、今でも通用することが多くあると思っています。それから、大学時代にはスーパーの魚屋さんのアルバイトをしていて、それも楽しかったですね。長くアルバイトをしていたので魚をさばかせてもらったり、店頭の売り子をやらせてもらったりして。
バイト等でつちかってきたことを取材等に活かしたりしましたか?
大学卒業後、アルバイト先とは違うスーパーの鮮魚部で4年間、正社員として働かせていただきました。社会人として、先輩にもみっちりと指導してもらい、その時も非常に多くのことを学ばせていただきました。
魚屋さんで働いたことは新聞にも影響していますか?
魚屋さんの仕事は、職人さんの仕事に近いと思うんです。そういった意味でも、石材業界=職人さんの業界でもあるので、感覚的に理解できることも多くあるかと。そういった点は、役に立っていると思います。
この会社で転機となるような出来事があれば教えてください。
父親から代を譲り受けたタイミング、また、ベテランの記者の方たちが会社を辞められていった時などは転機になっていると思います。
スーパーを辞めて日本石材工業新聞社に入るきっかけはどんなことでしたか?
スーパーで働いて3年目の終わりの頃か4年目の初めの頃、突然、自分の部屋に父親が入ってきて「この先の人生どうするんだ」と言われ、当時、自分自身はあまり今後のことも考えていなかったんですが、今までに見たことのない真顔で言われたので、「そろそろ考える時期なんだな」と思い、そこから考えるようになりました。スーパーの仕事も好きだったのですが、自営業で自分でかじを任せられる、また自分にしかできないことができることはチャンスでもあると思うようになって、石材新聞に入社させていただきました。
不安ではなくチャンスとして捉えたと?
学生時代には、決められたレールに乗りたくないという想いもあったのですが、自分という人間にしか出来ないことは、不安でもありますけど、チャンスでもあると考えたんです。
今まで熱中した趣味はありますか?
特に大学時代、サークルづくりには熱中しましたね。そのサークルは20年経った今も続いているようで。嬉しいですよね。
また、去年の岡崎商工フェアで実行委員長を務めさせてもらい、岡崎青年会議所のメンバー100人ほどでギネス世界記録に挑戦したことも熱中した思い出の一つです。岡崎の「まぜ麺」が入った器を世界一長く並べるというものだったのですが、当初、1500ぐらい用意をすれば世界記録を達成できたのですが、大会2週間前に記録を抜かれてしまい、急に1000ぐらい増やさなければならなくなって。ここからが大変だったのですが、皆で協力しあい、結果、2345個並べて世界記録を達成した瞬間は、感動しましたね!多くの岡崎市民の方も見ていてくれて、あの光景は今でもよく覚えています。
自分を動物に例えるなら、なんの動物ですか?
朗らかな感じの犬ですかね。
尊敬する方はいらっしゃいますか?
自分が出来ないことを、いとも簡単にやってのけてしまうような人は、誰でもすごいと思います。
他の新聞を見ても、そのようにすごいと感じることはあるのですか?
ありますよ。記事の内容だったり、レイアウト、企画内容だったり、すごいなと思うものは、編集の参考にしたりしています。今の自分は全然完璧じゃないと思っているので、常にいいものを探し、勉強するようにしています。
今までで、山口社長に大きな影響を与えた方は居られますか?
いろいろな方の影響を受けて今がありますが、中でも大学時代に一緒にサークルを作った時の仲間の影響は大きいと思います。つい先日も久しぶりに会ったのですが、みんなバイタリティがすごく、それぞれの分野で活躍していて、やっぱりすごい仲間だなと思いました。自分も負けないように、何年たった後でも、それぞれ元気でパワーを与えあい続けられるような存在でいたいと思っています。
山口社長が“幸せ”と感じる瞬間を教えてください。
自分の行いを通して、人に喜んでもらった時や感謝される瞬間です。「石材新聞のあの記事が役に立ったよ」と言われたりすると、本当に嬉しいですね。
電話とかきたりするのですか?
たまに、知り合いの石屋さんから電話をもらったりします。やっぱり評価していただけるのは嬉しいものですよね。
会社の事業内容について伺います。お客様は主にどんな分野の皆さまでしょうか?
石材業界の方たちです。
一般の方には配布しないのですか?
基本的には石材業界の方たちのみですが、毎年10月に開催される岡崎ストーンフェアなどの際には、会場で一般の方にも、その特集号を配布しています。
石材業界の方とは細かく言うとどのような人たちでしょうか?
主に石屋さんですね。ただ石屋さんと一口で言ってもいろいろなスタイルの方がいます。山で石をとっている方、加工をされている方、加工したものを仕入れて卸販売されている方、エンドユーザーに販売されている小売り石材店さんなど。このほか、現在では中国など海外で石を加工するケースも多いので、海外で日本向けの石製品に携わっている方。また、石を加工・施工するには機械・工具も必要になるので、石材機械・工具販売店さんにも新聞は届いています。
どの分野の人が読んでもいい内容の新聞になっているのですか?
主に小売り石材店さんを中心にした切り口になっています。小売り石材店さんを窓口に石製品が世の中に流通されていることもあり、そこに付随した内容は、業界全体に共通するものだと思います。
お客様はなぜ御社の新聞を読んでおられるのだと思われますか?
月に三回、タイムリーに業界の情報が届くこと。情報を得ることで仕事にも役立つ、あるいは知識としても勉強になる。そういった意味合いで捉えていてくださっていると嬉しいなと思いますし、そういう内容を編集していきたいと心がけています。
よりタイムリーな記事を書くためにどうしていますか?
業界はもちろん様々な情報にアンテナを張っているつもりです。また、各地の石材店さんとのコミュニケーションを通して、今何が求められているのかなど、印象に残っている会話の記憶をたどりながら、紙面編集・特集などを考えています。
そのお客様のニーズに応えることで、タイムリーな記事になる部分があるということですね?
全ての内容が全ての業界関係の方々に共感されているかどうかはわからないですが、石材業界の現状を踏まえつつ、敏感に反応できるよう努力しています。
御社で他社と違うといえるところはありますか?
月に三回、発行していること。また、石都といわれる岡崎から全国に業界情報を発信していることです。
小学生に今の仕事を言葉で伝えるとどのようなものになりますか?
石の製品を作っている全国各地の会社さん、また石の製品を販売している全国各地のお店の方たちに読んでもらっている新聞です。
ライバルはいますか?
弊社は月に三回発行する新聞ですが、月刊誌を発行されている会社があります。
現在の仕事内容になるまでに扱った、ほかの商品やサービスがあれば教えてください。
基本的に新聞発行がメインですが、業界に関連する書籍の販売や業界事業の冊子制作なども行っています。また、全国各地の腕に自信のある若手からベテランまでの石職人が技を競いあう「技能グランプリ」という大会で、職人さんが実際に加工しているところを撮影したDVDを販売させていただいたこともあります。
面白いと思える社員やすごいなと思える社員はいますか?またどんなところを、そう思いますか?
例えば、営業の上手な人、あるいは文章の上手な人、分析の鋭い人など、それぞれに良い点・長所があると思います。自分のできないことをできる人って誰でもすごいと思うし、そういう意味では、それぞれみんなすごいと思うところがあります。
今までお客様からご意見をいただいたことなどがあれば教えてください。
創業60周年の際、多くの石材業界関係者の方々に石材新聞にまつわるエピソードを寄せていただきました。皆さんそれぞれに様々なエピソードを書いていただいて、あれは本当に嬉しかったです。
現在の授業内容で、学生の意見を取り入れるとしたらどんなことがありますか?
若い視点として、どんな記事だったら読みたいか、どんな新聞だったら購読したいと思うか。また、ネットを活用した情報の発信方法なども聞いてみたいです。
現在の事業内容は、困っているという“必要性”と、欲求を満たす“欲望”とどちらの比率が大きいと思われますか?
欲求を満たす欲望のほうが大きいと思います。知りたいっていう欲求を満たしていくという。ただし、「あることで困っていたけど石材新聞の記事を読んで参考になった」ということあると思いますので、少なからず必要性の意味合いもあると思います。
今後の夢について教えてください。5年後または10年後、あなたはどんな環境にあると思いますか?
単に情報を発信するだけでなく、石材業界の方たちと一緒になって、お店の活性化や新たな市場づくりを進めていたいですね。新聞がもちろん中心ですけど、それを切り口に勉強会だとか、技術講習会だとか、そういった企画を石屋さんと一緒になって進めていき、お店の活性化や新しい市場づくり、そして、多くのエンドユーザーの方たちに石の良さを知ってもらえるような取り組みをしていきたいと思っています。
5年後または10年後、会社はどんな環境にあると思いますか?
これからの石材業界にとって、なくてはならない会社になっていると嬉しいですね。
プライベートを含め、今後やってみたいことはありますか?
経営(商売)の勉強。いろんな業界でいい事例というのはたくさんあると思うので、そういったことを勉強して、石材業界に活かせるようにしたいです。
その中で、仕事にしてみたいと思うことはありますか?
自分自身が学んだ経営(商売)の知識・情報を、石材新聞に掲載していきたいです。
誰にでも会えるとしたら、誰に会ってみたいですか?
サザンオールスターズ・桑田佳祐さんです。
夢があれば教えてください。
全ての石材業界の方に石材新聞を購読してもらうこと!!
もう一つは、家庭円満で3人の子供たちが元気に成長してくれること!!
もし全ての石材業界関係者の方が購読してくださったら、何かしますか?
その時は…今も精いっぱいやっていますけど、さらに気が引き締まりますよね。
ちなみに全都道府県に新聞はいっているのですか?
はい、全国各地、それから一部中国にもいっています。