企業インタビュー
公共工事で人と街と向き合う
>>企業情報へ
創業の歴史について、会社が創業に至るまでの経緯などもふまえて教えてください。
元となった会社は岡崎市の中でも1,2を争う程、大きな建設会社だったと聞いています。その会社の社長は先見の明があり、当時では珍しかった建設機械を、借金をして何台も買い揃え、かなり大きな規模で経営されていましたが、突如現場での不慮の事故で亡くなってしまいました。私の祖父はその会社の番頭(社長の右腕みたいな感じ)だったので、残された借金を、建設機械や会社の資産を処分する等して清算し、規模が小さくなった会社をご遺族に預けましたが、ご遺族の方に会社経営の気持ちはなく私の祖父に託されました。そのとき会社名を新たにし、新しい会社としてスタートしました。
創業当時の状況と営業内容を教えてください。
現在と同じ土木工事をしていましたが、工事の施工方法が今よりずいぶん原始的でした。創業の話にも出てきましたが、当時は建設機械がとても珍しく、スコップやつるはしを使った人力作業が当たり前で大変だったようです。現在では1日分の施工量を3日も4日もかかってやったそうです。
現在ははすべて、機械で施工しているのですか。
機械で施工出来ることはなるべく機械で施工します。今では昔と違い建設機械のリースが充実し、現場に最適な重機が調達しやすい事や、重機を使ったほうが結果としてコストが抑えられるので重機が使える場合はなるべく使うようにしています。
創業当時に苦労したことなどございますか。
仕事が取れたり取れなかったりと波があり、ひとつの仕事の金額が大きいので、何度も連続で狙っていた現場を落札することが出来ないと苦しいこともあります
その中で具体的に何か大切にしていることはありますか。
お客さんや現場周辺住民の方々に信頼されるよう心がけています
現在の業務内容について詳しく教えてください。
官公庁から発注される土木工事や水道工事をしています。主に道路を作ったり、河川の護岸を直したり、下水道管や水道管を埋設したりしています
重機は会社のものを使っていますか?
一台は所有していて資材置き場で活躍しています。現場で使用する重機は、現場に適した重機のサイズや種類がそれぞれの現場で違うので、現場ごとにリースしています。必要な重機をすべて買い揃えるのは無駄が多いですから。
借りる際には、どのくらいのお金がかかるものでしょうか。
バックホウ」という機械がおそらく普通の人が思い浮かべるスタンダードな重機だと思いますが、それの3tクラスで1日1万円、月極め料金で10万円ぐらいです。種類やサイズによってさまざまです。
お仕事では何種類位の資格が必要となるのでしょうか。
資格の中にも、国家資格のような取得難度の高いものから、1~3日程の講習と簡単なテストで取得できるものまであります。全部合わせると10以上はありますが、国家資格に限っていえば、私は4種類持っています。
ライバルの会社等はいらっしゃいますか。
入札で競合するところはすべてライバルです。しかしライバルである一方、仕事の内容や納期の関係で、お互いの仕事を手伝いあったりすることもあります。競争しつつも協力しあえるような関係です。
公共事業を行っている中で、やりがいや喜びを感じることはありますか。
僕らが作ったものは、その場にずっと残っていきます。数年後に近くを通りがかったときなどに、工事をした当時の苦労や達成感を思い出し、またがんばろうという気持ちになります。
今後の夢はございますか。
あまり大きな夢ではありませんが、今の会社規模を維持していくことです。今、会社のために汗を流してくれている社員さんが定年まで安心して働けるようにがんばりたいです。
建設会社のお仕事について、知らないことばかりでしたが大変勉強になりました。ありがとうございました。
学生から見た企業の魅力
① 職場の雰囲気
受付の時から温かく迎えてくださってとても緊張が和らぎました。温かさに包まれた、働きやすい会社であると思いました。
② 働きがい
自分たちのより良い生活を送るために、公共工事で住みやすい街を自分たちの手で作る喜びがあると感じました。
③ 将来性
私たちの住む街づくりに貢献する公共工事は、これからも無くなることはないので、公共工事をメインに行っている点に将来性を強く感じました。
石原 優佳
川合 蘭
佐野 もと実
杉浦 歌鈴
企業情報
企業名 |
浦上建設株式会社 |
代表者名 |
浦上茂己 |
所在地 |
〒444ー0802 岡崎市美合町字老婆懐28-59 |
TEL |
0564-51-1460 |
FAX |
0564-51-1509 |
>>企業情報へ |