企業インタビュー
株式会社松屋コーヒー店
代表取締役 岩間 貴之 様
コーヒー香る地域密着型不動産屋さん
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不動産でコーヒー屋、コーヒー屋で不動産
創業はいつからですか。
株式会社松屋コーヒー店の創業は1931年10月
ピタットハウス北岡崎店は、2006年8月です。
会社名の由来を教えてください。
祖父が戦前名古屋の松屋コーヒーで10年勤め、その後の暖簾分けをして貰い、同じ会社名となっています。
岩間様で創業から現在何代目にあたられますか。
3代目です。
この仕事に就いたのはなぜですか。
前職で、店舗出店から採用・教育・運営に数店舗関わり、自分にとっては厳しくも楽しい仕事であり、なによりお客様に良い情報をお伝えした時や、オーナー様の物件を満室にした時などの喜ばれる顔が私自身の労働意欲向上につながり、結果、私にとってのやりたい事と思ったからです。
松屋コーヒー店とピタットハウス北岡崎店それぞれの思いなどはありますか。
松屋コーヒー店は祖父が作った会社(材木町)で、現在の建物(葵町)は自分が生まれた翌年の昭和47年に建築されました。高校生までの間こちらに住んでいましたが、毎日コーヒーに接する機会があり、実はコーヒーの香りが私の実家の香りであり、香りが身についてしまって、香りが判らない時があります。
コーヒー屋の長男であった父が継ぎ、また、私も生まれた時から、継げと言われたわけではなかったのですが、継ぐものだという育て方をされましたし、私自身もそういうものだと思っていました。
小さいころからコーヒーが身の回りにある生活をしていたので、身の回りにある事が当たり前だと思っていました。
ピタットハウスを始めた理由は、事情があって実家を継ぐのを諦め離れた際に、高校の時に少し宅建の勉強をしたことがあったのを覚えていたのと、コーヒーの仕事をしていた時に人と接する機会があったのでそういう仕事に就きたいなぁ、と考えたところ、浮かんできたのが不動産でした。独学で試験は受けたのですが、受からず、学びと実務をつける為に、ある大手住宅会社の立ち上げで入社しましたが希望した不動産業務ではなく住宅販売であった為、半年後にそこを退職し、猛勉強をして試験に合格しました。そして大手建築・不動産会社へ入社し店舗の開業・運営からスタッフ採用・教育まで数店舗させて頂きました。
当時は1年に1店舗のスピードで採用・教育をさせて貰っていた為、全く休みが有りませんでした。
そして、また店舗出店の辞令が出た時、当時の付き合っていた彼女と結婚をする事になりました。
恥ずかしながら余りに忙しく正月3日に彼女が用意してくれた海外での挙式で結婚することが出来ました。
一年に片手休めるかどうかの生活と、数年間連休など取った事が無かった為、結婚式が終わった当日に、彼女とゆっくり話す機会を取る事が出来、そのとき妻と成った彼女から「子供が欲しい・もっと時間を」と言う話から、退職をする事を決意しました。
日本に帰り直ぐに退職の手続きと、次の仕事として開業を考え、やはり祖父の創業した会社を継ぐ事が私にとって最善であると考え、父に頭をさげ、不動産でコーヒー屋、コーヒー屋で不動産という形で始めたことがそれぞれの思いです。
頼られる・必要とされる存在で
この会社で、今まで一番大変だったことはどんなことですか。
父が現役であった時の、父が採用したスタッフ達との私の立ち位置です。
ご自身とお父様の採用されたスタッフの方々の立ち位置とはどのような物でしたか
どの会社にも上下関係はあると思うのですが、当時父が雇ったスタッフは私が子どものころから何十年と働いていた人ばかりだったし、修行はしたものの簡単に私が入社して働くというのがおもしろくないと思われていたのを肌身で感じてはいました。
また、会社にチャレンジすると言う土壌を感じる事が出来ず、私は、まったく異業種である建築不動産に飛び込んで、意地で這い上がったというのが実際です。
どのような経営者や企業人を理想とされていますか
会社を持続させるのは、学び体験・チャレンジはいつの時代でも大切であり、経営者として、スタッフに限らず、頼られる・必要とされる存在でありたいと思っています。
また、スタッフの家族構成や家庭環境での変化を、肌で感じられるスタッフが集まる会社であって欲しいとも思っています。
来店されたお客様に対して心がけていることはありますか
2Fにお店がある為、入り口周りに資料設置やお花を植えたりして明るいイメージ創りを心がけています。
また、照明だけでなく、お店の雰囲気としてBGMやスタッフの挨拶も明るく挨拶をする事に心がけています。
お客様に安心してもらえる様に
HPで工夫した所はありますか
お客様が現地に行かなくてもある程度、お部屋の状況を把握出来る事に力を注いでます。
お客さんの立場にしてみると、動画は物件を把握するのに良いツールですが、現在では、それ以上に360°カメラを重視しています。
動画もいいですが、撮影者の目線で撮影されされた直進方向の画像よりも、360°カメラは、見たい場所を拡大したり、上下左右で360°回しながら見ることが可能です。
スタッフにはタブレットPCを支給し、ご来店いただいたお客様が現地に行く前にお部屋のイメージがつくようにしております。
スタッフ紹介やお客様の声のページをHPにのせるようになった理由はなんですか
お客様は、単に物件探しをする以外にも、取り扱い会社が、どういう会社で、どのようなスタッフがいるのかなどを調べてから問い合わせをされている方もいらっしゃいます。
実際にお客様の声とそれに対するスタッフの声を乗せることでお客様に安心してもらえる様にホームページに掲載しております。
来店者が多い時期と少ない時期はありますか。
昔は、皆さんがイメージされる3月・9月であり、理由は転勤や就職・結婚・入学などが多かったからであり、逆に少ない時期は、正月を挟む、12月・1月であります。
ただ、リーマンショック、震災後、少子高齢化など色んな状況から景気悪化を繰り返すうちに、特に大手法人様の引越しタイミングが大きく変化をされたイメージがあります。
3月・9月に転勤や新規採用でお部屋が必要になる時期は、コスト的に高くなるケースが多く、特に引越し業者は、安い引越し時期よりも数倍値段があがる事もお聞きしておりました。
お値打ちな費用にする為に、個人も含め、分散する会社も現れ、12月・1月で探される方も多く成っております。
5年後または10年後、会社はどんな環境にあると思いますか。
少子高齢化で会社や個人の税務・固定費等の負担があがり、非常に厳しい経済状況であると考えています。総合的に提案が可能なスタッフ達を育て、信頼される組織へ変革を目指します。
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インタビュアー 編集後記
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職場の雰囲気
明るく、温かい安心できる雰囲気。
働きがい
お客様に寄り添い、お客様が笑顔になるための手伝いができる。
将来性
現状のみで満足せず、常に向上心を持ち続け歩みを止めない。
インタビュアー: 黒木、山田
撮影 : 井上、本郷
企業情報
企業名 |
株式会社松屋コーヒー店 |
代表者名 |
岩間貴之 |
所在地 |
〒444-0913 愛知県岡崎市葵町7番地11 |
TEL |
0564-73-7555 |
FAX |
0564-73-7550 |
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