企業インタビューページは、青経連と岡崎女子短期大学による産学共同事業です。
岡崎女子短期大学生が青経連加盟の各企業を取材し、学生の視点で発見した各企業の魅力を発信するページです。
企業インタビュー
「私達だからできること」
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歴史を教えてください。
昭和9年に初代の川村さんが「川村電機」を設立しました。それを私の祖父が2代目として継承し、モーター修理業へ参入しました。3代目は父が引き継ぎ、4代目として私が引き継いでいます。
4代目として、新たに会社に取り入れたことや、変えたことを教えてください。
今までの常識に新しいことをプラスして、変革することを意識しています。
まずは、自分や社員が働きやすいように工場の環境・設備を整えました。例えば、自分一人で運べないような重いものが運べるように工場内にクレーンを設置し、試運転機械をプログラムから作成し設置しました。
主な仕事内容は何ですか。
モーター・電動機の修理をする事です。うちでは中身の修理だけではなく、外身の塗装も行っています。
水野さんが仕事で大切にしていることは何ですか。
付加価値をつけることです。
私共の仕事は、使い古して汚れてしまった修理品を元通りに復元するのみではありません。目に見えない内側の機械・電機的部品を修理するだけではなく、外装にもこだわり、他社ではやらない3層コートの塗装も施します。
中身の整備をして、外側の外装も綺麗に塗装して、同じ値段だったら圧倒的に後者のほうが良いですよね。
「外装まで綺麗にして精度も出してくれたんだ。」と思ってもらいたいという気持ちでやっています。
仕事内容の難しい点はどこですか
この仕事は、簡単にやろうとしても力率計算、√、sin、cos、θ、力率改善、電線係数を瞬時に頭の中で考えています。仕組み経験を学んでいないと難しいと思います。
仕事の中で危険な目に遭った経験や、怪我をした経験はありますか
いつも危険と隣り合わせの仕事です。
感電して電気が体中に流れて気を失ったこともあります。
だからこそ、社員には安全管理には口うるさく言っています。
お客さんはどのように獲得していますか。
飛び込みで会社に営業に行きます。
全然関わりのない会社でもネットで調べて取引してくれそうと思ったら、「こんにちは。水野です。私の会社はこういう仕事してます。一緒に仕事しませんか。」と会社に訪問しています。
なぜ顧客は貴社に仕事を依頼してくると思いますか。
信用、信頼を裏切ったことがないからだと思います。断られることが多い業界の中、この会社しかないと言われ依頼してもらうとやり遂げたくなります。
例えば、寝ずに作業して完成させたり、他の企業ができない物を弊社が協力させてもらう。
そうした取り組みで、信頼と信用を勝ち取りました。
また、こちらの仕事への思いが、それが伝わっているからだと思っています。
ライバル企業はいますか
岡崎市内では同業者種の会社がないため、市内ではライバル業者はいません。
この会社の強みは何ですか
他の会社が追従できないサービスを提供することです。
水野さんの経歴を教えてください
高校を卒業して自動車整備の専門学校に行きました。そして、無事に自動車関係の仕事で内定をもらいました。設計・開発・検査・品質保証、様々な部署に所属し、知識や経験を身に着けました。
経営の知識はどこで学びましたか。
前職で自動車メーカーの品質保証部の仕事に就いていたので、経営については学んでいません。しかし、車の組立、製造、製品管理、材質調査、素材検査、について勉強させて貰い、スキルアップセミナーにも参加していました。
今後の夢は何ですか
こういう機会をもっと増やしてもらい、幅広い人たちにこの仕事を知ってほしいです。
そして女性にもこの業界に参加してもらうことです。
実際に社内を見学させていただき、貴社の業務内容や特色がよくわかりました。ありがとうございました。
<学生から見た企業の魅力>
職場の雰囲気
会社内がアットホームで居心地の良い空間でした。とても働きやすそうな職場だと思いました。
働きがい
他社にはできない仕事を取り扱っていたり、福利厚生が整っていたりするので、社員にとって頑張りやすい環境が整っていると思いました。
将来性
技術が様々に進化していく中で、求められ続ける技術があると感じました。
板倉 詩織
岡田 美波
茂山 結月
杉浦 百音
鈴木 ななみ
企業情報
企業名 |
株式会社 水野電機 |
代表者名 |
水野裕紀 |
所在地 |
〒444-0864 愛知県岡崎市明大寺町字諸神50 |
TEL |
0564-52-8415 |
FAX |
0564-54-4013 |
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